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東洋医学と西洋医学の素敵な関係

投薬と手術による治療を行う西洋医学

西洋医学の治療は投薬と手術がメイン


西洋医学の治療は投薬と手術がメイン

西洋医学で用いられる薬

西洋医学は薬と手術による治療がメインです。西洋医学で用いられる薬は客観的に分析されたものであるため、実証的かつ科学的という特徴があります。また、病気に対してピンポイントにアプローチするために物質面を重視しています。画一された治療法に基づき治療を行うため正確に分析できます。
ほとんどの場合、1つの有効成分で作られています。例えば、「血圧を抑える」「細菌を殺す」「熱や痛みを抑える」といったように、単独の症状に対して効果を発揮します。また、患者の訴えと同時に検査の数値を重視しており、検査結果から病気の可能性を探り、治療法を判断します。きちんと数値に現れる、原因が明確な症状に対して効果を発揮します。

効果は高いが注意も必要

西洋医学で用いられる薬は身体に悪影響を及ぼす要素を攻撃する作用を持ちます。そのため、標的が明確かつ行動が単純であればあるほど高い効果を発揮します。逆にいえば複数の要素が原因の場合、「薬を飲んだが完全には治っていない」「風邪の症状は治まったが下痢をするようになった」といったこともあります。また、毒性があることも忘れてはいけません。即効性と攻撃性に優れる分、その他の影響についても注意しなければならないのです。炎症を強力に抑える薬を用いた場合、免疫力が低下するというデメリットもあります。

薬の処方について

西洋医学で用いられる薬の成分は人工的に作られたものです。人体で生成される成分を薬で補う際、それを他の植物や動物から抽出することが難しい場合に、バイオテクノロジーを用いて人工的に薬を作り出します。
口から含む薬には「液体」「粉末」「錠剤」などの種類がありますが、薬の形状が違うのにはいくつかの理由が存在します。錠剤の場合、正確な量を簡単に飲むことができますが、大きい錠剤を子どもや高齢者が飲むのはリスクがあります。そこで、量を調整しやすい粉末の薬が役立ちます。また、胃ではなく腸まで届いた後に溶けてほしい場合、カプセルに包むことで適切なタイミングで薬を溶かせます。咳止めなどの即効性が求められる場合は液状にして飲みやすくします。口から薬を飲めない場合には、座薬が処方されます。
西洋医学で用いられる薬は特定の病気に対して強い効果を発揮しますが、副作用があるので慎重に扱わなければなりません。そのため、医師や薬剤師は薬の効果や副作用をしっかり把握した上で、患者に適切な指導を行う必要があります。使用する側は、服用する量や回数を必ず守らなければなりません。

看護師としてワンランクアップしたい人へ

特徴や違いは? 東洋医学と西洋医学、それぞれの特徴や具体的な内容を紹介していきます。これからは2つを融合した「総合医療」のニーズが高まってくるため、西洋医学が主流の日本においては東洋医学について学ぶ必要があります。<<東洋医学と西洋医学の素敵な関係 MailForm>>